「美」には魔力ともいうべき力があり、人は「美」に惹きつけられます。
それは人間の宿命だと思います。
しかし、注意しなければいけないこともあります。
「美」に惹かれるあまり、変化のチャンスを逃してしまうこともあると思います。
「美」には2種類あります。
自分で作り出した「美」と、
自分以外の誰かが作り出した「美」です。
身の回りにある大半の「美」は、誰かが作った「美」です。
絵画や陶芸作品の「美」は芸術家が作ったものですし、自然の美しさや、宝石の美しさ、アイドルの美しさも”神”という自分以外の存在が作り出したものです。
自分で「美」を作り出すというのは、簡単にはできません。
しかし、自分で「美」を作り出すことを求め続けていきたいと思います。
日常生活の中で、まれに誰かが作り出した「美」に出会うことがあります。
だいたいは、その「美」に惹かれつつも、手に入れることもなく離れていってしまいます。
しかし、種々の「パワー」を持つようになってくると、誰かが作り出した「美」に出会ったときに、それを手に入れることが可能になります。
惹かれるものを自分のものにすることができるようになります。
その時は、「美」と自分は一体化し、至福の時となることだろうと思います。
しかし、人は変わっていく存在であり、それも宿命です。
人は変わらねばなりませんし、変わらなければ、自分で「美」を作り出すこともできないだろうと
思います。
誰かが作り出した「美」の魔力に取りつかれ、離れることができなければ、その人は道を踏み外し一種の”死”を迎えることになるのだろうと思います。
その点、自分で作り出した「美」であれば、己が変化しても「美」も同じように変化させることが可能なため、変化に抵抗がありません。
これから、種々の「パワー」を持つことになるでしょうし、誰かが作り出した「美」に出会うこともあるだろうと思います。
そして、宿命のようにその「美」に惹かれ、己の持つ「パワー」を駆使して、その「美」を手に入れたいと望むことであろうと思います。
しかし、至福の時のその先にあるのは、ある種の”死”です。
誰かが作り出した「美」の魔力に自制心で打ち克ち、己の力で「美」を生み出すことにこそ「パワー」を使っていきたいと思います。