2011年3月23日水曜日

番外編:感情の抑圧と人間の活性化

感情の抑圧と人間の活性化について、経験則で書きました。

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ある感情・欲求が芽生えた時、その感情や欲求が、世間一般には表に出せないことであることがある。表に出せない感情や欲求は、抑圧することになるが、抑圧するのは大変である。

そこで、自分の活性エネルギーというか、生命エネルギー自体を下げれば、全体的にエネルギーが下がり、感情や欲求も抑圧しやすくなり、抑圧の大変さが弱まる。

しかし、エネルギーが低いと、人とのコミュニケーションも円滑でなくなる。心のキャパシティも小さくなる。

今の世の中、欲求をあおる広告が多い。実際に実現できる欲求は増えていないとすると、その分、抑圧された欲求が増えているのではないか。

全体のエネルギーを下げるのではなく、欲求のコントロールが理想的である。

ただし、欲求や感情は行動や環境の結果である。(結果であり、次の行動へのリスタートである)。欲求や感情といった結果だけを変えるのは大変。結果に至るまでの行動や環境といった過程から変えることが現実的な手段であると思われる。

欲求や感情が安定的で、ネガティブや非社会的な感情・欲求を抑圧することが少なく、活性エネルギーや生命エネルギーを高いまま保っている人は、理想的な行動習慣や環境の整備など、それまでに大変な努力をしてきたのではないだろうか。

抑圧的で、エネルギーレベルを下げている時は、自分の行動や環境を見直すきっかけとなるのかもしれない。

2011年3月20日日曜日

番外編:心がすさむということ

2011年3月11日の地震とその後の報道を見ていて、一時、心がすさんでいました。骨粗しょう症のように、心の中がすかすかになってしまって、エネルギーが出てきませんでした。何かを心底楽しむ元気も無く、何かにチャレンジするようなパワーもありません。

おそらく、その原因として、地震の恐怖があったからだと思います。実際に揺れを感じ、その後ずっとテレビで悲惨な現状をみていて、心がぼろぼろに痛んでしまったのだと思います。

今は、だいぶ回復しています。あまりニュースを見ないようにして、十分な睡眠をとりました。幸い大阪は、大きな余震もなく、平和な日常に戻れたからこそ、心も回復できたと思います。

考えてみると、心の一部がすさむことは、日常的に多々あります。
・楽しみにしていた予定が理不尽に、予定変更されたとき。
・人の思いやりを感じないとき。
・人を批判する言葉ばかりを聞いたとき。
・マナーの悪さをみたとき。
・国会で、政策論議ではなく、議員の追及ばかりが行われているのを聞くとき。
・納得できない仕事をしているとき。

おそらく、心の“免疫力”が低いときほど、心はすさみやすいと思います。自分の満足のいく生活ができ、確かな自信のようなものを持っていれば、“免疫力”も高まるかと思います。

すさんだ心の回復には、すごく基本的なことだけれど、ちゃんと温かいごはんを食べて、十分な睡眠をとることが重要だと思います。そして、可能であれば、誰かと一緒にいて、自分への思いやりを感じることがいい薬になると思います。また、心がすさんだ理由を誰かに聞いてもらうのもいいと思います。

だけど、今、日本の多くの人の心はすさんでいて、そして、すさんだままになっているのではないかと思います。これは、今回の地震の前からだと思います。

人は、人といるだけで、元気になれる。
お金はかからない。場所もどこでもいい。
なのに、それが行われない。
近くに人がいたら、その人の存在を認め、その人の言葉に耳を傾ける。
これからの日本人がすべきことは、こういうことなのではないでしょうか。
今、日本人が求めていることは、自分の存在を認めてくれ、自分の言葉に耳を傾けてもらうことを求めているのではないでしょうか。多くの人がすさんだ心をかかえているのではないかと思います。

被害を受けた東日本の人たちは、元気な西日本に期待していると思います。東日本がダメージを受けたからこそ、その分、西日本が元気になって東日本をサポートできればと思います。

「もうこの会社やめたい」と思ったとき読む本 (16/100)




16冊目は、
「もうこの会社やめたい」と思ったとき読む本
古田英明+縄文アソシエイツ 著
大和書房
です。

この本では、転職を考えている人に対して、転職とはどういうものかということを教えてくれます。
この本を読むと、心が楽になります。仕事や転職について、著者のホンネが書かれているからだと思います。人生の先輩から、アドバイスを受けているように思いました。

人間の活性化を考えるとき、仕事は大きな要素です。いきいきと仕事ができれば活性化するでしょうし、いやいや仕事をしていれば活性化できません。
いやいや仕事をしていると、「転職」ということが頭に思い浮かびます。

著者は安易な転職はしない方がいいと言います。
「成功の基本は踏みとどまること」、とまで言います。

つまり、時代の潮流であるような、キャリアアップ志向にのっとり、仕事を転々と変えていくようなことはしない方がよいと述べています。目の前にあることを一生懸命に取り組む事が基本だと述べます。転職は、やるだけのことをやってからすべきだ、ということです。
もちろん、非社会的な事業の会社や、パワハラを受けた場合には、会社に残る必要はないと思います。ただ、そうではなくて、仕事環境が少し悪くなっただけで、転職しようとしているようではいけないと述べているのです。

例えば、営業において“お百度参り”を紹介しています。これは、ビジネスを獲得するために、見込み客の元へ100回訪問しようというものです。100回行っても相手にされなければ、「残念ながら今回の人生ではご縁がなかったんだな」と思える、というのです。
仕事を辞める前に、もう一度徹底的にやってみようと提案しています。

とくに共感した言葉は、「会社を辞めたい理由が多くでてきたら、本心は辞めない方がいいと思っている」、というものです。確かに、本心で辞めない方がよいと思っているからこそ、辞めたい気持ちを正当化するために、辞めたい理由が多く出てくるのでしょう。辞めない方がよいというのは、まだ、その会社においてやり残したことがことがあるということです。
徹底的にやって、本心からこの会社にいるよりも辞めた方がよい、と思えるときは、辞めるかどうか迷うことも無く、選択肢は退社の一つしかなくなります。

そして、転職する際のアドバイスとして、「経営者の志に共感できる会社を選べ」と述べています。「もし、経営トップに会えないときは、その会社を代表している人事部長を見る」と良いのだそうです。人事は会社の重要部門であるから、志ある経営者であれば、人事部長を信頼できる人に任せているはずだからです。高い志をもった経営者の下で働けば、必ず成長できると述べています。

著者の述べていることは、仕事に限ったことでなく、物事を行うときの基本だと思います。安易に辞めて後から後悔してしまうタイプの人は、何かがいやになって辞めたいと思うとき、一度読んでみられてはいかがでしょうか。

チームが絶対うまくいく法(15/100)




15冊目は、
チームが絶対うまくいく法
(原題:How To Make Collaboration Work)
デイヴィッド・ストラウス 著
斎藤聖美 訳
日本経済新聞社
です。

人と人が連携して行動したとき、それがうまく連携できれば、いい成果を生むだけでなく、それぞれの人もモチベーションアップのように精神的な充実感が生まれます。
(著者は連携する事をコラボレーションと表現しています。)

個人と個人との間に注目すれば、コミュニケーションの問題になりますし、集団に注目すれば、チームワークの問題になります。

人は人といることで、元気になります。この効果をなんと呼ぶのか知りません。あまりに基本的すぎて、名前がないのでしょうか。とにかく、コミュニケーションやチームワークの基本スキルを身につけておくだけで、人は人といるだけで元気になるのではないかと思うのです。
逆に、コミュニケーションやチームワークの基本スキルがなければ、人といても元気になれないのかもしれません。

すこし、前置きが長くなりましたが、この本では、チーム運営や、コラボレーションのスキル・原則を教えてくれます。

著者の理想の世界は、「異なる意見を持つ人々が前向きに協力しあって、決定を下し、問題を解決し、複雑な体系的問題に取り組むようなすばらしい世界」、というものです。そんな世界を実現するためには、人々はチーム運営やコラボレーションの原則を知っていなければ、実現は難しいだろうと思います。また、実際に今、各社会は統合されつつあるので、そういったスキル・原則が必要とされていると思います。

実際、私たちは、チーム運営について安易に考えがちではないかと思います。身近すぎて、きちんと学ぶ機会も与えられるものではありません。しかし、人が集まっても、いいチームにはなりません。目的を達成するためには、
【誰を関与させるか】
【一段階ずつコンセンサスを築いているか】
【プロセスは明確になっているか】
【ファシリテーターはいるか】
【会議メモはあるか】
などの、いくつもの条件があります。コラボレーションを発揮し、目的を達成するためには、すべきことを着実にしていくことが必要なのです。

チーム運営について安易に考えがちなのは、チームのコラボレーションがなくても、当面は各個人は生きていけるからだと思います。しかし、チームはコラボレーションがなければ、徐々に弱っていくのではないかと思います。そして、個人への影響は、組織の弱体化として後になって表れるのでしょう。

会社というものを考えたとき、経営者と幹部がいいチームであり、幹部と現場がいいチームである、そんな会社は強いだろうなと思います。社内に理不尽も少なく、社員が働きやすいのではないかと思います。
著者は、コラボレーション組織の特徴として、【ミッションの理解度】、【社員のミッションへの関与度合い】、【会社の適応力】、【一貫性】を挙げています。ご自身の参加される組織ではいかがでしょうか。

いいチームワークのために、最初の一歩を踏み出すのは、自分の力・意志です。
最初の一歩から、次の一歩へとつなげ、歩みのサポートをしてくれるのが、本書です。