2011年3月20日日曜日

チームが絶対うまくいく法(15/100)




15冊目は、
チームが絶対うまくいく法
(原題:How To Make Collaboration Work)
デイヴィッド・ストラウス 著
斎藤聖美 訳
日本経済新聞社
です。

人と人が連携して行動したとき、それがうまく連携できれば、いい成果を生むだけでなく、それぞれの人もモチベーションアップのように精神的な充実感が生まれます。
(著者は連携する事をコラボレーションと表現しています。)

個人と個人との間に注目すれば、コミュニケーションの問題になりますし、集団に注目すれば、チームワークの問題になります。

人は人といることで、元気になります。この効果をなんと呼ぶのか知りません。あまりに基本的すぎて、名前がないのでしょうか。とにかく、コミュニケーションやチームワークの基本スキルを身につけておくだけで、人は人といるだけで元気になるのではないかと思うのです。
逆に、コミュニケーションやチームワークの基本スキルがなければ、人といても元気になれないのかもしれません。

すこし、前置きが長くなりましたが、この本では、チーム運営や、コラボレーションのスキル・原則を教えてくれます。

著者の理想の世界は、「異なる意見を持つ人々が前向きに協力しあって、決定を下し、問題を解決し、複雑な体系的問題に取り組むようなすばらしい世界」、というものです。そんな世界を実現するためには、人々はチーム運営やコラボレーションの原則を知っていなければ、実現は難しいだろうと思います。また、実際に今、各社会は統合されつつあるので、そういったスキル・原則が必要とされていると思います。

実際、私たちは、チーム運営について安易に考えがちではないかと思います。身近すぎて、きちんと学ぶ機会も与えられるものではありません。しかし、人が集まっても、いいチームにはなりません。目的を達成するためには、
【誰を関与させるか】
【一段階ずつコンセンサスを築いているか】
【プロセスは明確になっているか】
【ファシリテーターはいるか】
【会議メモはあるか】
などの、いくつもの条件があります。コラボレーションを発揮し、目的を達成するためには、すべきことを着実にしていくことが必要なのです。

チーム運営について安易に考えがちなのは、チームのコラボレーションがなくても、当面は各個人は生きていけるからだと思います。しかし、チームはコラボレーションがなければ、徐々に弱っていくのではないかと思います。そして、個人への影響は、組織の弱体化として後になって表れるのでしょう。

会社というものを考えたとき、経営者と幹部がいいチームであり、幹部と現場がいいチームである、そんな会社は強いだろうなと思います。社内に理不尽も少なく、社員が働きやすいのではないかと思います。
著者は、コラボレーション組織の特徴として、【ミッションの理解度】、【社員のミッションへの関与度合い】、【会社の適応力】、【一貫性】を挙げています。ご自身の参加される組織ではいかがでしょうか。

いいチームワークのために、最初の一歩を踏み出すのは、自分の力・意志です。
最初の一歩から、次の一歩へとつなげ、歩みのサポートをしてくれるのが、本書です。

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