2012年3月31日土曜日

番外編:足し算の人間観

今、読んでいる最中の本、柴田昌治著『会社を変える人の「味方のつくり方」』という本の中で、「足し算の人間観」という言葉がありました。この「足し算の人間観」という考え方は、今の私にとって、とても衝撃的でした。

足し算の人間観とは、今の現実から出発して、良い点をどんどん増やしていこうという考え方です。

この考え方の反対は、「引き算の人間観」というものです。これは、まず「理想」があって、「今の現実」と比べて、足りないものを補っていこうとするものです。人間観を経営と置き換えたら、目標と現実の差を埋めようとする経営スタイルは、ビジネスの世界では、けっこう一般的な考え方ではないかと思います。

しかし、これは、「今の現実」を不足しているもの、欠けているものと見なすことになります。もちろん、欠乏感はモチベーションの源泉になることもあります。ただし、例えば理想の上司と現実の上司を比べたらどうでしょうか。いろいろと不足している現実の上司に対して、不満が募り、コミュニケーションに支障をきたし、関係は破綻してしまうのではないでしょうか。かくいう私もそのクチで、いろいろと痛い目、苦しい目にあっている方だと思います。

もう一つ、私にとって重要だったことがあります。
私は、「明日も今日のような日であればいいな」と思うようになりたいと考えていますし、そう思う人が増えればいいなと考えています。これは、私の信条という表現に近いものだと思います。
しかし、これを引き算で考え、理想の今日と実際の今日を比べると、理想通りに過ごせる一日というのは、ほとんどありません。目標の勉強時間に達しなかった、掃除をしなかった、TODOリストにないことをしてしまってやるべきことができなかった等、なかなかうまく行きません。「明日も今日のような日であればいいな」と願うにも関らず、実際にそう感じることがほとんどできないのです。私はここに、引き算の致命的な点を知ってしまったのです。

では、具体的に足し算の人間観の生活とはどのようなものなのでしょうか。
私もここ、二・三日考えていますが、完成してはいません。
ただ、私の仕事である社内の管理業務でいえば、「社員の仕事を支援し、ありがとうと言われる」ということかなと思います。また、将来希望する人事労務コンサルティングの仕事でいえば、「職場や労働環境をよくして、毎日を楽しく過ごす従業員が増える」ことだと思います。そういった人が、日ごとに増えれば、こんなに楽しい足し算はないと思います。
また、プライベートでは、「妻と心のつながりが強くなること」、「親に喜んでもらうこと」、「友だちと楽しい時間を過ごすこと」、「同志が増えること」、「人の役に立つこと」などが、増えるとうれしいことだと思います。また、その他に増えてうれしいものとして、「寿命」「読書量」などもあるかと思います。夜、その日を振り返って、上記のことがあって、人生における累計が増加していたら、今日という日に満足して、明日も今日のような日であればいいな、と思うことができると思うのです。

まだまだ、自分の中で完成された考え方でないので、「理想」は持たない方がいいのか、とか、日々に満足したら大きな目標を追うことを辞めてしまうのではないか、とか整理できていないこともあります。ただ、足し算の人間観は、とても大切なことだと捉えています。

余談ですが、「明日も今日のような日であればいいな」という願いについて書いておきます。
人生は、基本的に同じような一日の繰り返しの積み重ねです。そんな人生を満足いくものにするには、各一日を良いものにすることが重要です。その一日が良いものとなったとき、「明日も今日のような日であればいいな」、と感じると思うのです。
ちなみに、私のアカウント名、PlayingCanonというものも、同様の考え方で名づけています。Canonとはいわずと知れたクラシックの名曲ですが、中学の音楽の授業で、「カノンとは繰り返しを意味する」と習いました。つまり、Canonという曲は繰り返しなのです。それなのに飽きることなく、とても美しい。人生も、この曲のように繰り返しだけれども、美しさを感じるものでありたい、という願いでつけた名前です。

今後も、足し算の人間観について、さらに考えていきたいと思います。

2012年3月3日土曜日

グロービスMBAクリティカル・シンキング(21/100)




21冊目は、「グロービスMBAクリティカル・シンキング」、「グロービスMBAクリティカル・シンキング コミュニケーション編」です。

まず、「MBAクリティカル・シンキング」は、思考法の教科書です。「効率的に、かつより深く、より広く考える」ために、どうやって考えればいいかが書かれています。この思考法を身につけると、考えごとをするときに、答えを見つけやすくなります。簡単にいえば、手当たり次第に考えるのではなく、整理してスマートに考えるイメージです。

キーワードとして、論理展開、因果関係、MECE、ロジックツリー、フレームワーク、などが説明されています。練習問題もパート毎にあり、理解度を確認することができます。私自身、論理展開や因果関係に弱いことを知ることができました。

人間活性化の観点から本書を考えると、考え方がスムーズになると、仕事や対人関係にも良い効果があると思われます。加えて、良い思考は、行動の選択肢を増やします。行動の選択肢が増えると、自己決定感等の活性化につながる認識をしやすくなります。
また、クリティカルシンキングは、人間活性化モデルを考える上で、項目を整理するのに有効でした。他にも、私は中小企業診断士の勉強をしていますが、その試験にも有効だと感じましたし、日常のビジネスの場にも良い効果がありそうです。

本書の発展編なのが、「MBAクリティカル・シンキング コミュニケーション編」というビジネスコミュニケーションの教科書です。

クリティカルコミュニケーションには、成果を出すコミュニケーションの方法が書かれています。
テーマは伝達・説得・交渉・コーチング・会議の五つから成ります。
人間活性化の観点から本書を見ると、本書で書かれていることを身につけると目標に近づけるため、目標に近づいているという認識で、活性化することができます。

目標とコミュニケーションの関係を考えると、「コミュニケーションは目標に近づくための手段」だと思います。いくら目標が立派なものでも、そこに到達するための手段であるコミュニケーションで成果を出すことができなければ、目標に近づくことはできません。しかし、私を含めて、コミュニケーションの不調により、目標に近づけていない人は多いと思います。
本書の事例にもありますが、私も、質問をしているだけなのに、相手は批判ととらえているような気がすることがあります。今後は、質問の最初に「批判をするのではないですが」と言おうと思います。

クリティカルコミュニケーションは便利な道具ですが、ただし、刃物のように取り扱いに注意が必要な道具だと感じました。
医師が刃物をもてば、メスになり人を助けます。
悪人が刃物をもてば、凶器になり人を傷つけます。
利己的に交渉や会議を進めた場合、相手に不満を与え長期的にはうまくいかないと思います。

クリティカルシンキングをベースにするなら、その上乗せにはいろいろなものがあてはまり、「クリティカル夫婦生活」、「クリティカル通勤」、「クリティカル学習法」、「クリティカルショッピング」、「クリティカル探し物」など、いろいろと楽しめそうです。

2012年3月1日木曜日

【関西】【第1回】中小企業診断士二次試験勉強会

日時:2012年4月7日(土) 13時頃~17時頃
場所:大阪市立城北市民学習センター 第2会議室
   〒535-0031 大阪市旭区高殿6丁目14番6号
地図:http://osakademanabu.com/shirokita/
費用:会議室代3360円を参加人数で負担。
   (一人あたり負担上限は1000円とします。)
定員:5名程(2名以上で開催します。)
内容:平成20年事例3(金型製作業の事例)

はじめてイベントを開催させていただきます。
関西で、中小企業診断士の二次試験の勉強会を開催したいと考えています。

今回は、平成20年の事例3(金型製作業の事例)を80分で解き、その後、各参加者の解答について、得点アップや、妥当性を高めるにはどう書けばいいかを話し合います。


参加を希望される方は、mixi内のコミュニティに、イベントページがありますので、mixiにて参加希望の旨のコメント記入をお願いいたします。
URL:
http://mixi.jp/view_event.pl?id=68186693&comment_count=2&comm_id=55131

又は、mixiアカウントをお持ちでない方は、playingcanon■yahoo.co.jp(■には@を入れてください。)まで、メールいただければと思います。


勉強会の内容や開催場所、日時変更の希望等がありましたら、合わせてご記入ください。


二次試験は解答が発表されません。独学の場合、自分の解答の良し悪しを客観的に判断することは困難です。そのため、解答の得点アップや妥当性を高めるには、記述をどう変えればいいか判断するのは難しいです。

勉強会形式であれば、客観的に、各自の解答をみる良い機会となります。

各参加者の解答について、得点アップや妥当性を高めるにはどう書けばいいかを話し合うことで、それぞれの参加者の解答レベルが向上すると考えています。

ただ、得点アップや妥当性向上の判断材料があった方がよいと思いますので、
「ふぞろいな答案分析」「TAC過去問題集」「同友会過去問題集」「事例攻略のセオリー」の4種類の解答を準備しておきます。

参加者の評判が良ければ、第2回以降も月1回から2回のペースで、開催したいと思います。

過去問ダウンロード先(中小企業診断士協会)
http://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/shikenmondai.html

その他の勉強会のメリット
・受験仲間ができる。
・試験情報の交換ができる。
・モチベーションアップ。
・自身の思考のクセが見つかる可能性あり。

この勉強会により、試験合格はもとより、将来のコンサルティングに活きるような読解力、分析力、論理力、記述力等が向上することを願っています。

【次回以降告知】
【第2回】5月20日(日) 13:00~17:00 城北市民学習センター
【第3回】6月30日(土) 13:00~17:00 大阪市中央公会堂


※おことわり※

以下の行為は禁止します

・宗教、ネットワークビジネス、自己啓発、高額セミナー(アバター等)、キャッシュフローゲームへの勧誘目的の参加
・ナンパ・異性との出会い目的の参加
・参加者に迷惑をかける行為、誹謗中傷、暴言など
・法律並びに公序良俗に反している行為
・連絡なしのドタキャン(参加できなかった方に申し訳ないので今後の参加をお断りする場合があります)
・勉強会終了後のメッセージなどによる勧誘行為

以上、参加申し込みやお問合せをお待ちしております。