21冊目は、「グロービスMBAクリティカル・シンキング」、「グロービスMBAクリティカル・シンキング コミュニケーション編」です。
まず、「MBAクリティカル・シンキング」は、思考法の教科書です。「効率的に、かつより深く、より広く考える」ために、どうやって考えればいいかが書かれています。この思考法を身につけると、考えごとをするときに、答えを見つけやすくなります。簡単にいえば、手当たり次第に考えるのではなく、整理してスマートに考えるイメージです。
キーワードとして、論理展開、因果関係、MECE、ロジックツリー、フレームワーク、などが説明されています。練習問題もパート毎にあり、理解度を確認することができます。私自身、論理展開や因果関係に弱いことを知ることができました。
人間活性化の観点から本書を考えると、考え方がスムーズになると、仕事や対人関係にも良い効果があると思われます。加えて、良い思考は、行動の選択肢を増やします。行動の選択肢が増えると、自己決定感等の活性化につながる認識をしやすくなります。
また、クリティカルシンキングは、人間活性化モデルを考える上で、項目を整理するのに有効でした。他にも、私は中小企業診断士の勉強をしていますが、その試験にも有効だと感じましたし、日常のビジネスの場にも良い効果がありそうです。
本書の発展編なのが、「MBAクリティカル・シンキング コミュニケーション編」というビジネスコミュニケーションの教科書です。
クリティカルコミュニケーションには、成果を出すコミュニケーションの方法が書かれています。
テーマは伝達・説得・交渉・コーチング・会議の五つから成ります。
人間活性化の観点から本書を見ると、本書で書かれていることを身につけると目標に近づけるため、目標に近づいているという認識で、活性化することができます。
目標とコミュニケーションの関係を考えると、「コミュニケーションは目標に近づくための手段」だと思います。いくら目標が立派なものでも、そこに到達するための手段であるコミュニケーションで成果を出すことができなければ、目標に近づくことはできません。しかし、私を含めて、コミュニケーションの不調により、目標に近づけていない人は多いと思います。
本書の事例にもありますが、私も、質問をしているだけなのに、相手は批判ととらえているような気がすることがあります。今後は、質問の最初に「批判をするのではないですが」と言おうと思います。
クリティカルコミュニケーションは便利な道具ですが、ただし、刃物のように取り扱いに注意が必要な道具だと感じました。
医師が刃物をもてば、メスになり人を助けます。
悪人が刃物をもてば、凶器になり人を傷つけます。
利己的に交渉や会議を進めた場合、相手に不満を与え長期的にはうまくいかないと思います。
クリティカルシンキングをベースにするなら、その上乗せにはいろいろなものがあてはまり、「クリティカル夫婦生活」、「クリティカル通勤」、「クリティカル学習法」、「クリティカルショッピング」、「クリティカル探し物」など、いろいろと楽しめそうです。
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