2010年11月7日日曜日

やればできるんよ (2/100)




2冊目は、
「やればできるんよ
 女性校長 学校改革1000日」
山廣康子
ダイヤモンド社
です。

2冊目にして専門書でなくなってしまいましたが、人材活性化の観点からは有意義な1冊です。
企業のコンサルティングにも通じる部分があり、多くのことを学ばせていただきました。

広島のある荒れた学校を、当たり前の学校にすること、それが山廣さんの目標でした。年間退学者が百数十人おり、ゼロ点で入学でき、ゼロ点で卒業できる学校。その学校を当たり前の学校にするには、数々の抵抗がありました。抵抗は、生徒、暴走族、生徒の親、だけでなく、教師の中にもいました。そんな抵抗の嵐の中で、学校をどうやって、あるべき方向に変えていったのかが、描かれています。

学校の更正は、生徒の活性化と通じる部分があります。生徒が勉強せず、部活もせず、退学していくのは、生徒が不活性化であるということです。

数々の対策が山廣さんにより行われていきますが、私が感じた成功の秘訣は、山廣さんが目指した方向があるべき方向だったからだと思います。学校は生徒や教師が、「やりたくてもできない」状態でした。そのやりたいことを目指したことが重要だと思います。だから同志や理解者、協力者が増えていったのだと思います。

山廣さんがおこなった対策・改革は、いくつかに分類できます。
・学校の中に山廣さんという改革者がいることを示し続ける対策。
・学校の体制の改革
・生徒や親、教師の考え方の改革。
・目に見える改革(清掃、遅刻指導、服装指導)
うまく、分類できているとは思いませんが、特筆すべきは、制度の改革は、後半に行われていることだと思います。まずは、生徒・親・教師の考え方を変えていき、あたり前のことが成功する土壌を作る。その後に、制度として具体的な行動を実行に移したのだと思います。参考にしたいと思います。

最後に、印象的な言葉を紹介します。
・学校と警察と地域の連携があり、多くの方々の支えがあって初めて教師も生徒も学校も変わることができる。一人の力でとうていできるものではない。
・生徒を更正させる魔法の言葉はない。確実な方法もない。でもあきらめず、労を惜しまないこと。それが唯一の方法なのだと私は思う。
・思い起こせば、学校改革の最初の一歩は、この職員室の掃除だったのかもしれない。
・学校を再生するためには、まず教師の意識を変えなくてはならない。

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