7冊目は、
ビジネススクールで教えるメンタルヘルスマネジメント入門
佐藤隆 著 ダイヤモンド社
です。
この本では、メンタルヘルスの取り組みを、積極的におこなうための方法を学ぶことができます。
従来のメンタルヘルスは、メンタル不調者に注目して、予防や、迅速な発見、対応等をするものですが、この本では、メンタルヘルス対策を一歩踏み込んで、人的資源管理の一側面として捉えています。
著者は、「人的資源管理は、メンタル不調をいかに減らすかだけでなく、従業員を活性化させるために行う。」と述べています。この考え方には非常に賛同でき、人的資源管理をもっと深く身につけたいと思います。組織の中で人材が活性化するには、個人の取り組みだけでなく、組織側からの取り組みも必要です。
この本ではストレスの仕組みがわかりやすく書かれています。人材が不活性化する要因を知ることができます。
具体的には、
・何がストレッサーであるか。
・ストレス要因からストレス反応が生じる流れ
・ストレス対応の6つの類型
・6つの類型別の対処方法
・社員の精神健康度と職場適応度による組織診断の傾向分析
・人的資源管理の中のメンタルヘルス方法
等を知ることができます。
自分自身を考えてみると、神経質傾向の類型にはまると思います。認知行動療法やリラクセーションが適しています。
人材に関するコンサルティングを志す者としては、本書の内容は、定期的に読んで、忘れないようにする必要があると思います。
最後に、印象に残った言葉を引用します。
・産業メンタルヘルスの目的は、個人のストレスを最小にし、共同の成果を最大にすることである。
・ストレス対策を怠ることに伴う最大の経済的損失は企業の成長力低下である。
・適度なストレスがあるからこそ、人間の目標や努力が生じ、やる気が養われる。
・ストレスは人生のスパイスである。
・職位別に精神健康度が良好なのは、
1.経営者、2.管理職、3.一般社員
・メンタルヘルス対策の最終目的は、企業全体の生産性を高めること。
・30代のメンタル不調が飛びぬけて多い。
・精神的に最もきついのは、ただ単に仕事を振られてプレッシャーだけかけられて作業をこなすだけになってしまうこと。
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